アニメ2期「閑話後編」感想

・虎杖が「宿儺が全部消えれば呪いに殺される人も少しは減るかな」と尋ねたことに対して、五条が一瞬間を置いて「勿論」と言った、あの間がどうにも気になる。「宿儺を全て取り込ませてから虎杖を殺す」というのは、指が全て揃うまでの間虎杖を生かし続けるための方便。本当は宿儺が消えても呪いの数は減らないんでしょうね。五条はそれをわかっていたけど、虎杖を仲間に引き込むためにひっそり嘘をついた、という表現と解釈しました。(原作でもここ一呼吸置いてるね)

・「自分が助けた人間が将来人を殺したらどうする」、何重にも苦しい呪いの言葉になっている。虎杖然り、津美紀然り。

・伏黒、小さいころから「恵」の名前で「女っぽい」とからかわれたりしただろうか。名付け親の甚爾の心情を想像するとやるせないな。恵はずっと、自分の名前を意識するたび、帰ってこない父親に怒っている。怒り続けている。

・「幼魚と逆罰」編、何回見ても少年誌でやる話ではない。虎杖悠仁がこれから抱えていく絶望のうちの一つ、ただの小さな絶望の話。

・目の前で自分の友を失った七海の憔悴を先日アニメで見たところなので、虎杖くんという子どもに「人を殺す罪を犯させない」と配慮するまでにあの少年が大きくなったことが感慨深かった

・虎杖くんが、呪術界に偶然入ってきた、普通の少年であることを改めて意識させられた

・アニメ伏黒恵、色気…が…150%増し。

・「契闊」のシーン、苦々しい顔しかできなかった。

・師弟稽古また放映してくれて嬉しい!

・ed、もう想像もできないほどの平穏の図で、辛い。呪術高専の生徒がみんな、無事で、またみんなで笑い合うような日が来たらと心の底から思うよ。

・五条、生きろ…。